派遣の顔合わせ(面談)で苦い思いをしたことのある方はいらっしゃいませんか。
せっかく期待して交通費まで払って向かったはいいものの
「上手く話せなかった、アピール出来なかった、緊張しすぎてしまった」などありますよね。
そこをサポートする仕事をするのが派遣の営業担当ですが、正直当たりの営業を引けるかは運任せになってしまいます。
そこで過去1000件以上の顔合わせ(面談)の経験のある元派遣営業マンとして
顔合わせが圧倒的に成功しやすくなる方法をお伝えするので、
今後派遣の顔合わせを予定している方などいれば是非参考にしていただければ思います。
派遣の顔合わせが成功しやすくなる方法
①積極的質問
派遣の大まかな流れは
①挨拶→②企業からの業務内容説明→③スタッフさんからの経歴説明→④質疑応答
といった順になっていますが、その際の④質問ではどのようなことを聞いていますか?
もちろん業務内容や環境を聞いていて気になることなどあればそれを質問していると思います。ただそれ+αで聞いてあげると良い質問があります。
それが「積極的質問」
具体的には「仮に御社にてご縁があった際に、入社する前に勉強しておいた方がいいことなどありますか」という一言です。
簡単な一言ですが、それだけで「この人はとても積極的な人だな」と企業は関心します。
必要な質問を終えてからでもいいので、是非使ってみて下さい。
②仕事をしていて意識していたこと
よく顔合わせで見るのが、②の経歴説明の際に
淡々と職務内容確認書に沿って書いてある経歴をそのまま読み上げて終わってしまうケースがあります。
それはダメではありませんが、もう一工夫してみましょう。
企業が顔合わせの機会を求めるのは何故か。
それは書類だけでは分からないその人の人となりを確認したいからです。
挨拶などのマナーや話し方、印象はもちろんですが
どんな事が得意で仕事をしていて何を意識していたのかを知りたがっています。
なので私が毎回の顔合わせでスタッフさんへ以下のことを聞いていました。
「顔合わせは面接ではないもののアピールの場であるので、仕事をしていて意識をしていたことがあれば伝えてあげましょう。具体的な事例を挙げチームワークや正確性、スピードなど何か伝えられそうなことはありますか」
ここで大切なのは今回のお仕事に一番近い経歴で「意識していたこと」を伝えることです。
それにより企業は書類にはないその人のことを知れるので安心しますし、他の方とも差別化されます。
実際に顔合わせの後に企業担当者に合いに行くと「先ほどの方は積極性もあってとっても良いね~」と評価されることが多々ありました。
是非、経歴をお話しされる時は最期に「仕事をする上で意識していたこと」を一言添えてあげましょう。
③ポジティブに返す
よく企業からの質問で「~~って出来ますか」「~~って経験ありますか」
といった質問が飛んできます。
当たり前ですが、それは出来れば尚可です。
ただそれが経験ないことであったり、出来ないことの場合は
「、、、出来ません」「、、、したことありません」となりますよね。
もしくは嘘をついて「出来ます、、!」言ってしまうかもしれません。
大切なのは素直にポジティブに返すことです。
出来ない事は出来ないと伝えないと後々問題になるので素直に答えましょう。
ただそれが「、、、出来ません」だけの印象と
「経験はないのですが、教えていただけるならやってみたいです!」
「スキルアップとして業務を頑張りながら覚えていきたいです!」
であると相手が思う印象は全く異なります。
結果は同じように経験ないとしても将来性を考えると明らかに後者の方の方が欲しいと思うはずです。
まとめ
②仕事をしていて意識をしていたこと
③ポジティブに返す
この3つの簡単な実践だけで結果は大きく変わってくると思います。
私が派遣の営業マンをしていた頃、とにかく顔合わせの成功率に拘っていました。
それは企業にもスタッフの方にも時間をいただいて行うものであるからです。
ギャップがないように事前に出来るだけシコリを解消し、
後はスタッフさんがしっかりとその会社さんに興味を持って下さっているなら
全力でバックアップをしようと色々試行錯誤していました。
結果的に上記のことなどを実践してもらいながら顔合わせの後の成功率(企業もスタッフさんもOK)は7割5分を超えていました。※通常は50%〜60%ほどです
ご紹介した3つの内容はどれも簡単に実践できるものです。
それはどれもが「経験」などではなく「印象」を左右する方法だからです。
あくまで顔合わせは人と人が行うものです。
どんな印象を相手に持ってもらうかを考えて行動すれば自ずと成功してくるでしょう。