「派遣」という働き方を選ぶ人はそれぞれご理由がありますよね。
「時給がいいから、大企業で働けるチャンスがあるから、
スキルアップ出来るから、週3や時短勤務なども出来るから等」
様々な理由はあれど、働かれる上で「年収」はとても意識される要素ではないでしょうか。
このように驚かれる人もいるかと思います。
なぜなら事務派遣の平均時給は東京においては約1,650円ほどです。ここから算出すると単純に週5日フルタイム8時間就業だとすると、残業をせずとも月給約26万円、掛ける12ヶ月で年収は約317万円となります。
ただ、この派遣という働き方は最初に述べたように様々な理由により選ばれている方がいます。実際は週3日や時短勤務などされている方もいるため実態が変わるわけです。
派遣料金の内訳について
まずこちらが派遣料金の賃金内訳です。
日本人材派遣協会・厚生労働省のデータを参考にグラフ化してみました。
ご覧の通り、派遣先から派遣元会社がもらっている費用の内、実に85%が派遣スタッフの方へ還元されており、実際に派遣会社が利益としてもらっているのはたったの1%です!
つまり、上記の1日8時間労働(17,433円)による利益の内、派遣会社には1時間あたり200円程度しか入ってはいないということです。
「派遣会社がピンハネしているのではないか」「派遣会社は取り分を多くもらっているはず」という考え方は今の時代では存在しません。
何故なら、これだけ派遣という働き方のニーズが高まり、派遣会社が乱立する時代においてはそのような「搾取」システムでは成り立たないからです。現在はマージン率の公開も義務付けられています。
以前、派遣の営業マンであった時に、あるスタッフの方の派遣料金を上げることを必死に努力していたのですが、結果的に賃金を上げることが出来ませんでした。
その際にスタッフの方に「あんたは私が働くことで給料もらってるのに、大した結果も残せないで使えないわね」という一言を頂戴し、とても悲しい思いをしたのを思い出します。
もちろん、営業マンの質にもよりますが、彼らもスタッフの方のために!と思って頑張っていますので、是非優しいお言葉もかけてあげて欲しいです笑
最後は少し切ない話になってしまいましが、現在「派遣」という働き方はとてもメリットもあり。社会的に認められています。派遣の年収実態も平均246万円となっておりますが、活躍されている派遣スタッフの方や専門スキルを持って時給2,000円以上、月給40〜50万の方も多くいます。
普通の事務員の正社員の方よりも年収だけで言えば、高いことが多いです。
残業も少ないことが多く、自由な働き方でもあるので、これから派遣を考えている方がいればまずは登録面談から始めてみてはいかがでしょうか。